2011年12月19日月曜日

3日目 東2 P-06a


新刊『信長の肖像Ⅱ』、印刷所に入稿完了しました。
歴史マンガ(戦国時代)の批評本、第二巻です。
今回は少年マンガがメイン。
本体仕様は、第一巻と同様、B6の160ページです。

12月31日(土)コミックマーケット81
東2ホール P-06a サークル名「ヴァイタルエリア」

2011年12月7日水曜日

水木しげるロード

2011年J2 36節 ガイナーレ鳥取ーFC東京を観に行ったついでに、
境港の水木しげるロードに寄る。
数々の妖怪に混じり、『悪魔くん』のブロンズ像もあった。

『悪魔くん』には複数のバージョンがある。
主人公の名前によって区別され、
・「松下一郎」版
・「山田真吾」版
・「埋れ木真吾」版
おもに以上の3つに大別される。

水木しげるロードの銅像は、「山田真吾」版である。
1966~1967年に講談社「週刊少年マガジン」に連載され、
のちに実写ドラマ化もされた。
オールド・ファンにとっていちばん馴染み深く、懐かしいバージョンであり、
だからこそ銅像のモデルとしても採用されたのだろう。

なお、1989年に放映された、
「エロイムエッサイム」の歌で有名なアニメは「埋れ木真吾」版である。
原作マンガは講談社の幼年誌「コミックボンボン」に連載された。



ちなみに、個人的に大好きなのは、「松下一郎」版だ。
これは、俗に「千年王国」の副題で知られている。
話の内容は、勧善懲悪的な他2バージョンとは大きく異なる。
〝悪魔くん〟松下一郎が、貧富の差もなく、戦争もない、
「万人が兄弟となる王国」を実現するため
十二使徒を使役し、現代社会に革命を起こそうとする話である。

背景の点描も、気が狂うほどの完成度を誇る。
売れていない時代の水木しげるの、
怨嗟のようなメッセージと画風がマッチした怪作だ。
この「千年王国」は、現在、ちくま文庫で容易に手に入る。